顔面、口、舌の痛み、三叉神経痛
顔面の痛み
顔に痛みが出る場合、その原因は歯や顎の異常があったり、頭痛、神経痛、帯状疱疹など様々な要因が考えられます。
そのなかで、明らかに歯や顎などに異常が見られれば歯科を受診する必要がありますが、レントゲンを撮ったり、検査をしても問題が見られないという場合は一度、東大阪・布施のルナペインクリニックへご相談ください。
顔面の痛みが出る症状としてご相談が多いものに顔面神経麻痺があります。
顔面神経麻痺は、顔全体に走っている神経によって支配されている筋肉が運動麻痺を起すことで発症します。
顔面神経麻痺は、原因が明確なものと原因がわからないものの2種類に分けることができます。
原因が明確なケースとしては、口唇ヘルペスなど、ヘルペスウイルスに感染したことがある方が突然発症したり、アレルギーが原因で発症することもあります。
症状の現れ方
- 顔面の両側が痛い
- 顔の片方だけ痛い
- 鈍痛
- 激しく痛むような痛み
- 額にしわを寄せることができない
- 眼を閉じることができない
- 口角が下がる
- 口笛がふけなくなった
- ものを食べると金属を口に入れたような感じがする
顔面の痛みの治療について
治療方法は顔の表情や原因などを考慮して決定しますが主には、星状神経ブロック注射による患部の血流改善、投薬治療や顔の筋肉を動かすマッサージなどをおこないます。
また状態によっては、治療と並行して神経の修復を進める働きがあるビタミン剤の服用をおすすめすることもあります。
口の痛み
口の痛みから疑われる病気はいろいろあります。
例えば
- 口角炎
- 顎関節症
- 抜歯痛後
- 口内炎
- 歯肉炎
- 口唇炎
- 歯ぎしり
- 口内乾燥症
などがあります。
口角炎とは、唇の両端に炎症を生じることで起こります。
唇に亀裂が入ったり、腫れとり、かさぶたができる皮膚の病気です。
ズキズキする痛みが特徴で、特に口を開ける時に強い痛みを伴います。
口の両端がただれたり、ひび割れが起こったり、かさぶたができた時に口を無理に開けることで出血したりします。
痛みのために口を開けられなくなることもありますので、食事もままならず、とてもつらい疾患です。
顎関節症の痛みは、外傷や頬杖をつく癖、噛み合わせの問題などから起こります。
歯ぎしりや食いしばりなど、無意識に行っている習慣が原因の場合もあります。
顎の関節に問題が出て、口をうまく開けることが困難になります。無理に口を開くと、カクカクという関節の音がして強い痛みを伴います。
舌の痛み
舌の痛みは舌痛症や舌炎が挙げられます。
舌痛症とは、
- 舌がヒリヒリする
- ピリピリした感じがある
- ジンジンと響くように痛い
- やけどをしたような感じがする
など、舌が痛みを伴う疾患です。
また、舌炎は舌粘膜の炎症などで起こります。
舌の痛みの程度は様々ですが、炎症が深い部分まで及ぶと、さらに痛みも強くなります。
三叉神経痛
三叉神経痛は顔面の痛みの最も代表的な疾患です。
歯の痛みと間違えられて、健康な歯を抜歯されてしまうこともあります。
三叉神経は、脳神経は眼神経、上顎神経、下顎神経の3本の枝に分かれています。
この3本のうちどれか1本の神経に強い痛みが発生する疾患です。
治療法
当院ではこれらの症状に対し、星状神経節ブロック注射をすることで、上記の疾患からくる痛みを緩和することができます。